DIY初心者の方が一番に思いつく木造物と言ったら、何といっても棚だと思います。
棚はDIYにおける基本中の基本が盛りだくさんの木造物です。
「でもどうやって作ればいいの?」っという方が多いと思います。
ここでは
- 自分で棚を作るメリット・デメリット
- 接合方法について
- 棚をDIYする手順
- 実際の使用感
について解説します。

店頭で売られている商品より安く抑えることができたよ!!
棚をDIYするメリット・デメリット
棚は、設計自体も分かりやすく・失敗しても修正がしやすいです。
DIYをこれから始めてみたいと思っている方は、実際に作ってみることをおすすめします。
DIYのメリット
- 場所にあった寸法で設計可能
- DIYにおける基礎を学ぶことが出来る
- 強度を高めることが出来、安定した棚を作ることが出来る
場所にあった寸法で設計出来る
一番のメリットは、ジャストサイズの棚が作れることです。
市販の棚だとデッドスペースが出来たりすることが多いです。
DIYすることで大きさや色、棚の横板の枚数など
自分のイメージ通りに作れるので、物を入れてもすっきりとして
気持ちよく片づけることが出来ますよ!
DIYにおける基礎を学ぶことが出来る
棚づくりって簡単な感じがしますが、実はDIYの基礎がたくさん詰まっているんです!
例えば、木材にビスを打ちこむ際に、
下穴をあけていないと、木割れを起こす可能性が高かったりします。
木割れを起こしてしまうと、見た目的にも残念ですよね・・・
棚はちょっとのミスでも簡単に修正をすることが出来るので
初心者の方でも手軽にDIYすることが出来る造作物ですよ!!
強度を高めることが出来る
市販で販売されている棚は、強度重視になっていないので、荷重のかかるものは乗せる事が出来ません。
DIYすると、強度の高い棚を作る事ができるので、荷重のかかるものも安心して乗せることが出来ます。
DIYのデメリット
- 余分に材料を購入してしまい、金額面で損してしまう可能性がある
- 作り方によっては、強度が落ちたり、不安定な棚になってしまう
余分な木材を購入する可能性がある
設計をきちんと細かくしておかないと、材料がたくさん余ってしまう可能性があります。
また、余った木材を屋外で保存しておくと、腐食やシロアリ発生の原因になるので、木材の保存にも気を使う必要があります。
強度低下などの可能性がある
設計に不備があると、せっかく作っても斜めになったりする可能性が高いです。
自分が分かりやすく、見やすい設計図をざっくりでもいいので作成する事で、DIY失敗などの懸念も減少しますよ!!
棚板の接合について
棚板を設置する方法には、いくつかの接合方法があります。
それぞれ強度・難易度が異なってきます。
何を棚板に乗せるのか・美観を気にするのかで、接合方法も大きく異なってきますので、設計図を書く段階では決めておくようにしましょう。
接合方法 | 難易度 | 強度 |
スノコ式 | 低 | 高 |
釘、ネジ | 低 | 低 |
ダボ | 低 | 低 |
ダボ可動式 | 低 | 低 |
L字金具 | 低 | 普通 |
T字金具 | 低 | 低 |
棚レール | 低 | 低 |
パネル式 | 高 | 普通 |
大入れ組手 | 高 | 高 |
何に重点を置くかで接合方法は変わってきますが、荷重が重いものを乗せようと考えている方は、スノコ式でDIYするのがおすすめです。
スノコ式とは、側板に角材を設置し、その上に棚板を設置する方法です。

私も棚をDIYした際、スノコ式を採用して作りました。
構造自体も単純なため、初心者でも簡単にDIYすることが出来ます。
棚をDIYする手順
今回は「スノコ式での棚の作り方」について解説します。
~作業手順~
- 設置場所の寸法測定
- 設計図作成
- 材料・工具準備
- 木材カット
- 組み立て
- 完成
設計場所の寸法測定
棚を設置する場所によってそれぞれ作り方が異なります。
例えば【強度重視】【おしゃれ重視】など用途の違いで棚の形状も異なり、寸法も変わってきます。
設置場所を決める際には、どこに設置するのか・どのような見た目にするのかよく練ってDIYするようにしていきましょう。
納戸などに設置する場合、入口が少し狭くなってて、設置しようと思ったら入らなかったということもあります。
設置場所の寸法だけでなく設置する際の扉のサイズも考慮した上でDIYするようにしましょう。
設計図作成
ざっくりでも大丈夫なので設計図を自分が見てわかる程度に書いておきましょう。
設計図無しの場合、余計な材料を購入してしまったり
棚にもズレが出てしまい、不格好な棚になってしまいます。
下の写真は私が実際に書いた設計図です。
だいぶざっくり書いています・・・

材料・工具の準備

⇩の材料はキャロみ使用した物になります!!
~必要な材料~
- 2×4材 1820mm 5本
- 1×4材 910mm 16本
- 2×2材 365mm 14本
- 2×2材 910mm 1本
- ビス
~必要工具~
- インパクトドライバー
- クランプ
- 丸ノコ・スライド丸ノコ・のこぎり
- 差し金
- メジャー
- 水平器
▼インパクトドライバーについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
木材カット
木材を決められた長さにカットします。
丸ノコ・スライド丸ノコが無くて大量の木をカットしなければならない場合は、ホームセンターなどでカットしてもらうことをおすすめします。(数十円)
▼スライド丸ノコについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
組み立て
①側材に角材を設置していきます。
※ビスを打つ際は、下穴をあけておくと、木が割れにくい。
・2×4材 1820mm5本 ・2×2材 365mm 12本

②設置した角材の上に棚板を取り付ける。
※水平をとった上で棚板の取り付けを行う。
・1×4材 16本

③補強材の取り付けを行う。
※棚の下部あたりが、補強材が無く不安定な為。
・2×2材 365mm 2本 ・2×2材 910mm 1本

④完成

実際の使用感
実際に使用してみて、棚自体高さがある分、デットスペースにも収納することが出来るようになりました。
子供が2人いて、物もだんだん増えてきてはいましたが
収納スペースを確保した分、家の中もすっきりし、居心地がよくなりました。
納戸のサイズにぴったりの収納棚だったため、余計なスペースが無く
納戸内いっぱいに片づけを行うことが出来るようになりました。

自分で設計してDIYするのはメリットがたくさんあるよ!!
まとめ:DIY初心者の方には棚を作るのがおすすめ!!
実際に収納棚をDIYしてみて、やっぱり初めてのDIYには大変おすすめです!!
棚には、DIYの基礎が多く盛り組まれているため
一回棚を作ってみたら、その応用を生かしてウッドデッキや椅子など
別の木造物をある程度知識を持った状態でDIYすることが出来ます。
また、大型の収納棚をDIYしましたが、金額的にも6000円以内くらいに抑えれました。
家の中に収納が足りない、ジャストサイズの棚が欲しい方は、ぜひオリジナルの棚を作ってみてください^^
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